I'm KUITARIDER.

がりゅうさんのサイキックミラクルブログ

フィレンツェ・ピサ 観光施設予約方法メモ

※2019年12月時点での情報を掲載しています。

 

イタリア観光をする上で最も下調べに時間を費やすのが各観光施設のチケット予約だったりするので、自分が行った場所については日本語で情報を残しておこうと思った。

 

購入サイト上の細かい操作とかは説明してませんがネットとクレカがあればいけると思います

 

フィレンツェ

大聖堂

(Cattedrale, Cathedral)

価格:無料

入場方法:入場列に1時間半程度並ぶ

 

1時間半並ぶので物乞いと詐欺師がめっちゃ寄ってくる

 

ドゥオーモ共通パス

(Biglietto Unico, Cumulative Ticket)

対象施設:

  • クーポラ (Cupola, Dome)
  • ジョットの鐘楼 (Campanile di Giotto, Giotto's Bell Tower)
  • サン・ジョヴァンニ洗礼堂 (Battistero di San Giovanni, Baptistry of San Giovanni)
  • サンタ・レパラータ地下教会遺構 (Cripta di Santa Reparata, Crypt of Santa Reparata)
  • ドゥオーモ付属博物館 (Museo dell'Opera del Duomo, Opera Duomo Museum)

予約タイプ:電子チケット

時間指定予約:クーポラのみ完全時間指定

価格:20€/人 (事前購入手数料2€を含む)

入場方法:各施設の入口で電子チケットを見せる

 

下記公式サイトの右上BIGLIETTO/Ticket ボタンから購入ページに進みます。クーポラを予約する場合は、Brunelleschi's Dome Skip-the-Line Booking にチェックを入れて希望の時間を選択します。 

 

Il Grande Museo del Duomo: il cuore della Firenze rinascimentale

https://www.ilgrandemuseodelduomo.it/

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注:選択した日付でクーポラの時間指定予約がすべて埋まってしまっている場合は、下記の表示になります。

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クーポラは早めに予約したほうがいいです。

 

ウフィツィ美術館

(Le Gallerie degli Uffizi, The Uffizi Galleries)

予約タイプ:バウチャー

時間指定予約:○

価格:16€/人

入場方法:予約時刻の15分前までにチケットカウンターでバウチャーを見せてチケットを引き換え。その後入口でチケット券面を見せる。

 

下記b-ticket 購入サイトからGALLERIA DEGLI UFFIZI の ACQUISTA IL BIGLIETTOボタン をクリックします。購入には会員登録が必要です。

b-ticketから購入できる他の観光スポットのチケットも、同様の手順です。

 

Acquisto biglietti Uffizi Accademia B-Ticket Sito Ufficiale Firenze Musei

 http://www.b-ticket.com/b-ticket/uffizi/default.aspx

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フィレンツェの美術館の中で最大規模?

 

アカデミア美術館

(Galleria Dell'Accademia, Accademia Gallery)

予約タイプ:バウチャー

時間指定予約:○

価格:16€/人

入場方法:予約時刻の15分前までにチケットカウンターでバウチャーを見せてチケットを引き換え。その後入口でチケット券面を見せる。

 

 b-ticketサイトから同様に購入します。

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画像のダビデ像のオリジナルがあるのだが逆にダビデ像以外に興味を示している人がほとんど居ない

入り口に踏み絵詐欺(検索推奨)が居た

 


メディチ家礼拝堂

(Cappelle Medicee)

予約タイプ:バウチャー

時間指定予約:○

価格:12€/人

入場方法:予約時刻の15分前までにチケットカウンターでバウチャーを見せてチケットを引き換え。その後入口でチケット券面を見せる。

 

 b-ticketサイトから同様に購入します。

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マイナーな方だと思う。死んだ本人の髪や骨でお墓をデコレーションするメディチ家の趣味の悪さを観察できる。

 

ピサ

共通チケット 

対象施設:

  • 大聖堂 (Cattedrale, Cathedral)
  • ピサの斜塔 (Torre, Tower)
  • 洗礼堂 (Battistero, Baptistery)
  • 納骨堂 (Camposanto)
  • シノピエ美術館 (Museo delle Sinopie, Sinopie Museum)
  • ドゥオーモ博物館 (Museo dell'Opera del Duomo, Opera del Duomo Museum)

予約タイプ:電子チケット

時間指定予約:○

価格:

・大聖堂と斜塔のみ 18€/人

・他1スポット見学 +5€

・他2スポット見学 +7€

・他3スポット見学 +8€

・他4スポット見学 +9€

入場方法:手荷物をクロークに預けた後、入場列で電子チケットを見せる

 

下記公式サイトから日付と時間を指定して予約します。各時間帯のチケット残り枚数が表示されるので便利です。

 

Opera della Primaziale Pisana: sito ufficiale – Buy

https://www.opapisa.it/en/tickets/buy/

 

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全部で6施設あるけど大抵の人は斜塔の前でポーズを取りながらベストショットを収めることに時間を費やすので結局斜塔しか行きません

 

Buon Anno~

 

イタリアン式クリスマス休暇

まずは標準カレンダーから。

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緑色のやつが祝日、水色のやつは会社休業日(うちだけ?)

 

このカレンダーを見て、大抵の社員には次のような思考がはたらきます。

12/23(月) クリスマスの準備があるので休む

12/27(金) 3連休と土日に挟まれてるので休む

12/30(月) 年末に働くのは変なので休む

1/2~3 (木、金) ここまできたら連休を途切れさせたくないので休む

 

結果

・17連休になる

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なお仕事に穴を空けないようにクリスマス休暇のスケジュール会議が一応行われますが、大抵の場合「全員が自由に休みを取っていいこと」のみが決まります。

 

よろしくお願いします。

不法移民にならないために(イタリア滞在許可関連)

ふとブログを書こうと思ったので、そこそこ有益と思われる滞在許可関連についてまとめておきます。タイトルから先に思いついたんですが。

 

下書きも兼ねて現在イタリアで海外赴任者として生活するまでに至る流れを軽くまとめました。

 

全体の流れ

2018.12 サポート業者との打ち合わせ

2018.12 予防接種

2018.12 引っ越し下見

2019.2 労働許可(Nulla Osta)申請

2019.3 労働許可(Nulla Osta)取得

2019.3 引っ越し予約

2019.4 ビザ申請

2019.5 ビザ受け取り

2019.5 引っ越し

2019.4 航空券予約

2019.4 一時滞在先予約

2019.4 国際免許証発行

2019.5 住民票転出

2019.5 郵便物転送手続き

2019.5 引っ越し(含 電気・ガスなど解約)

2019.5 出国&入国

2019.5 滞在許可証(Permesso di Soggiorno)申請

2019.7 指紋採取

2019.9 滞在許可証受け取り

 

(なんとなく日にちをぼかして特定を免れる工夫をしましたが、これだけ書いたらどうせ大体特定されそうな気もします)

太字の部分について解説していきます。

 

基本のキ

まず前提ですが、日本国籍を持ち日本企業で働いている独身男性(配偶者を連れてくる場合はさらにムズいです)が現地イタリアの海外支社に転勤という形で長期滞在するケースです。

留学とかはまただいぶ違います。労働許可を取得する点で転勤の方が難易度が高いと思います(そのため通常はある種の代行業者を頼んでサポートしてもらいます)

 

まず、イタリアに限らず海外において仕事で報酬を得ながら長期滞在するということについてですが、これは通常ビザというものを取得する必要があります。

ビザにも種類があり、大体どの国でも

・観光ビザ

・留学ビザ

・労働ビザ

配偶者ビザ

・ワーキングホリデービザ

あたりが用意されているのですが、転勤の場合もちろん労働ビザを取得することになります。

 

別の視点で考えると、国籍を持たない国で合法的に長期滞在をするためには、仕事を持っていることが必要になります(恥ずかしながら最近まで知らなかった)。

もちろん、留学や結婚なども選択肢であり、国によっては永住権を販売していたりしますが、どれもある程度の資金が必要になります。ワーキングホリデービザは抽選です。

 

ということで、失業率が高い国では不法移民はいとも簡単に発生してしまうのですが、それ以前に、この記事にあるような重要な手続きを忘れると初っぱな不法移民状態になりますよというのがタイトルのメッセージ性です。

 

 

※以下、ビザを含む主要な3つの書類について解説を加えますが、申請書類の書き方についてはサポート業者に代行してもらったため説明することができません… ご了承ください。

 

労働許可 (Nulla Osta)

イタリアの場合、労働ビザを取得するためになぜか一つ書類が必要になります。それがこの労働許可(Nulla Osta)です。

この書類の意味合いについては未だによく分かりませんが、もちろんこれも現地の赴任先企業に頼んでイタリア警察移民局(?)から発行してもらうものになります。出生地(戸籍謄本に書いてある市町村レベルのやつ)とかが記載されます。ナントカ郡ナントカ町みたいな地名の人だと平気で間違えられてもおかしくないので、発行されたらちゃんと一字一句確認しましょう。

悪名高きイタリア移民局、これの発行に1ヶ月半かかります。

今考えるとたかが1ヶ月半ですが、滞在許可関連で一番最初に位置するこの手続きにおいてイタリア側でひと月以上待たされることになるので、赴任が決まったワクワク感は早速イライラに変わります。

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このただの紙が1ヶ月半かけて太平洋を渡ってくる

 

ビザ

日本側で行うので、滞在許可関連で一番安心できる手続き。おかしい。普通の国はみんなビザが取れなくて海外渡航諦めたりしてると思う。

駐日イタリア大使館(東京)か在大阪イタリア総領事館(大阪)で申請・受け取りすることになります。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/link/emblist/europe.html

 

注意点としては予約が必須なこと(受け取り時はいりません)。あと受付のおっちゃんが微妙に日本語を話せないのでちょっと面倒事が発生すると長蛇の列の中で突然英会話教室が始まること。入口が分かりづらかったりする。

書類に不備がなければ2週間で受け取り(パスポートに貼り付けられて返却)できます。日本人の場合、申請料も無料です。

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VISTOってなんだよ!俺はVISAを申請したんだ!って最初思った(イタリア語分からず)

 

 

滞在許可証(Permesso di Soggiorno)

余談ですが無事イタリアでの生活をスタートし、イタリア語を勉強してこの"permesso di soggiorno"の意味が分かるようになると成長した気分になります。ソッジョルノって発音するんですね。

 

これはイタリア到着後、イタリアにおいて外国人が身分証明書として使用するものです。日本でいう在留カード

申請は結構難しそうでした(例によって業者に頼みました)。税務番号であるCodice Fiscaleの取得も同時に行います。

 

逆に言うとこれがないと正式に身分を証明するものがないので、住民登録・免許書き換え・EU圏への入出国など当たり前のことが結構できません(一応、発行待ちの間は申請書類の控えを見せることで代わりになる場合が多いですが、相手が外国人に慣れていない場合や俺難しいことわからないんだぜスタイルな場合など、一枚岩ではいきません)

 

そんな大事な大事な滞在許可証ですが、僕の場合は4ヶ月かかりました…

半年の留学とかだと出来上がる前に帰国するみたいです。意味ねえぞ。またしてもイタリア移民局が指定暴力団と言われる所以ですね。

券面は結構かっこいいです。ベースデザインはEU共通?

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右下の署名欄に申請書類に書いた署名が転記されるんですが、効力を発揮しないレベルでめちゃくちゃ薄い。

 

 

まとめ

イタリーの移民局に就職するとのんびり仕事ができる